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高沢英子

Author:高沢英子
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日本民主主義文学界会員。メイ・サートンの会代表。詩誌「鳥」同人。メールマガジンオルタ同人。

著書:「アムゼルの啼く街」芸立出版「京の路地を歩く」未知谷
 
俳句雑誌「芭蕉伊賀」、メールマガジン「オルタ」「民主文学」「婦民新聞」などに寄稿。

現在、難病の娘の家事手伝いと孫息子の育児支援中。 

東京都大田区在住。


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曇り空ではありましたが、空気は爽やかな六月の午後、テイールグリーンで、始めての読む会を開きました。
出席者四名。
 「日記」は11月10日から、前回11月九日、ダラスから帰ったばかりのメイは日記に、詩の朗読のとき、多数の聴衆が静聴した瞬間、「詩のなかに存在する意味や音楽に”舌を与える”ことができ」満足を得ることができた、と書いています。けれども、南部の人たちとの微妙に喰い違う心理にも言及しています。あそこでは、人々の心の底に、歴史的に抜きがたい人種問題がひそんでいる、と。
これはある種の「喪失のしるし」とサートンは見ていますが、非常に的確な表現だと思います。
 
豊かで、冷たく、非の打ち所なく美しいけれども、非人間的な顔を持つダラスの高級住宅街を走りすぎながら、サートンは文化というものは、薄いベニヤの外板に過ぎない、という感覚をもちます。財力に恵まれたこの町の夫人たちのなかに、ある種、もっとも大切なものへのノスタルジーを嗅ぎ取り、やるせないほど切実な現実への飢えを感じ取る、という記述は、近代がもたらした、人間らしい暖かみと、詩の欠落した社会の側面を見事に鋭く突いて、多くの思い当たることへと感動が広がり、そのあとの十数行も、何度読んでも飽きない素晴らしさで、大きな共感を持って読みました。

絵本の店、ティールグリーンでの第八回の読書会は、こうして、美味しいコーヒーやテイーと手作りのお菓子を頂きながら、壷庭の可憐な草木に目を留めて、お喋りを楽しむ、という至福の時を過ごすことが出来ました。
 
☆さて、ニュースですが、先月末、訳者の武田尚子さんが、来日され、メールマガジン「オルタ」では、編集長の加藤宣幸氏の呼びかけで、執筆陣が集り、21日夜、懇親会が開かれ、楽しい夜を過ごしました。武田さんは現在、「オルタ」にアメリカから毎月のように、アメリカの市民生活についてのホットで知られざる側面についての、レポートを発信、只今はこの秋の大統領選挙の行方について、詳細で鋭いコメントを、寄せていられます。

☆次回読書会は、七月十日(火〕テイールグリーンで、午後2時から開催の予定。日記は11月11日から、です。どうぞ、どなたでも、気軽にご参加ください。

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