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プロフィール

高沢英子

Author:高沢英子
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 伊賀上野出身
 京都大学文学部フランス文学科卒業

 メイの会(本を読む会)代表。
 元「VIKING]「白描」詩誌「鳥」同人

著書:「アムゼルの啼く街」(1985年 芸立出版) 
「京の路地を歩く」 (2009年 未知谷)
   「審判の森」    (2015年 未知谷)     

共著: 韓日会話教本「金氏一家の日本旅行」(2007年韓国学士院)
 現在メールマガジン「オルタ」にエッセーなど寄稿。

 

東京都 千代田区在住


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十一月十一日
 小学校就学のための検診がそれぞれの小学校を会場に始まった。受け入れの学校側は懸命にことがスムーズに済むようはからわれて、校長先生はじめ先生方が労苦しておられた。自治体の手伝いがないらしいのが不思議だった。
各部門の会場が分かれてばらばらに、二階、三階にあるので、障害のある娘は一階の控え室で待っているしかなく、今後のことが気がかりである。

群馬県で起こった小学生の自殺事件は痛ましい限りで、あちらこちらに波紋を投げかけている。サートンの日記や、また小説「今かくあれども」などに、こういう愚劣で冷酷ななひとびとに苦しめられる場がしばしば登場する。
 こうした、陰湿で、卑劣で、冷酷な仕打ちが、実際に存在することは、様々なかたちで見聞きしたりするが、それは、そもそも母親たちの世界に、根深く巣食っている、と思うことがある。十日の朝日新聞の「天声人語」のなかの「同調圧力」を巡っての見解は、サートンの世界とは異質かも知れないが、説得力があり明快だった。「はじかれた者への想像力を殺ごう」という危惧は、すべての大人たちが心して抱き、身を律するべきではないだろうか。愛の欠如は悲しむべき現象だ。
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