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高沢英子

Author:高沢英子
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日本民主主義文学界会員。メイ・サートンの会代表。詩誌「鳥」同人。メールマガジンオルタ同人。

著書:「アムゼルの啼く街」芸立出版「京の路地を歩く」未知谷
 
俳句雑誌「芭蕉伊賀」、メールマガジン「オルタ」「民主文学」「婦民新聞」などに寄稿。

現在、難病の娘の家事手伝いと孫息子の育児支援中。 

東京都大田区在住。


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九月六日

メイ・サートンの言葉
 サートンの言葉は一つ一つに、深い意味と輝きがあり、その都度、心を打たれ、新たに立ち上がる力を与えられるのです。とくに女性にとって、これほど深い愛と誠実さと優しさで、慰めを与える人は稀有の存在です。
 いずれ、語録を編みたいと考えていますが、そのための準備として、少しずつ、意味のあることばをご紹介してゆこうと思います。ただし、順不同で、思いつくままに、共感してメモしたものから。ですから今回書き出した言葉が、最高というわけではありません。
 
《日記「回復まで」より》 一九七八年 六十六歳
十二月二十八日
 〇わたしにとって、癒しの役をしてくれるのはいつも詩。
一月十二日。
 〇孤独がなにかを生み出しうる時期は人生に二度あり、二十歳のころと六十歳を過ぎてからだろう。しかしその二 度のうちで孤独が自分の選択であるのは前者だけ。

 〇どのようにして人は自分のアイデンテイティを見出すのだろう。私の答えは作品を通して、又恋をとおしてであ り、・・・・・。
二月十三日
 〇だれが女性たちの人生をくまなく書きおおせているだろうか。
(わたしは一般化は嫌い)
  ・・・男性の手になる文学作品では、女性たちががすぐれた人間として描かれることは滅多にない。こうした 一般傾向にあって例外としてヘンリージェイムスが思い浮かぶ。
 
   ж註 この年一九七九年、サートンは乳がん手術のため 
       六月八日ヨークの病院に入院。同月十八日手術(左胸)
              二十七日退院。、という経験をしています。
七月一日
 〇肉体が聖なるものであることを忘れては危険だ。

《「独り居の日記」より》1973年発表 五十八歳

10月11日 
  私には考える時間がある。それこそ大きな、いや最大の贅沢というものだ。
 
11月11日
  孤独とは、存在するための空間を持つことである。
       孤独 は 寂しい とは全く別の次元の言葉だと、サートンは繰り返し言っている。

3月18日
 〇万事について、スピードが上がり、忙しなくなったから、・・・私たちの速度を緩め、忍耐を強いるものすべて、自然の緩慢な   
 サイクルの中に私たちを連れ戻すもののすべてが助けになる。だからこそ、庭作りは恩寵の道具なのである。
十二月三十一日
 スタイルが精神の気品を表すように、やさしさは心の気品であるーと昨夜は眠れぬままにそう決めた。両方とも人の本質にかかわると思う.理性の質、感情の質に。
 わたしにとって、不安で苦痛だった1年の最後の日、明日の夜明けが待ち遠しく、日が長くなるにつれて、新たな、生への歩みが感じられるように、と願う。季節のめぐる中で、最も暗い時間に「新年」を迎えるというのは神秘的だけれど、不思議ではない。個人的な闇に沈んでいる時、打ち勝たねばならない苦しみがあるとき、あらゆる困難にもめげずみずからを再生しなければならないとき、ただ生き延びてゆくために必要な精神力は、春に凍土の下から球根が芽を伸ばす力と同じくらい強靭で、ひとたびそれが克服されれば、新たなエネルギー、創造に向かうエネルギーが溢れ出てくる。事実、この夏以来何ヶ月も心にかかっていた短い小説を、今朝から書きはじめた。

〇使い古された快適な椅子が一つもないような家には魂がない。
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