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プロフィール

高沢英子

Author:高沢英子
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 伊賀上野出身
 京都大学文学部フランス文学科卒業

 メイの会(本を読む会)代表。
 元「VIKING]「白描」詩誌「鳥」同人

著書:「アムゼルの啼く街」(1985年 芸立出版) 
「京の路地を歩く」 (2009年 未知谷)
   「審判の森」    (2015年 未知谷)     

共著: 韓日会話教本「金氏一家の日本旅行」(2007年韓国学士院)
 現在メールマガジン「オルタ」にエッセーなど寄稿。

 

東京都 千代田区在住


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無象風景

さっき書いたのは突然全部消されました。どういうわけか聞きたいですが、無理なようです
もう一度始めます。
年末から脊椎狭窄で入院、このほど退院、ただし、コルセット装着のまま、コロナウイルスの暴走で、運動不足ですが、
幸い娘の家に居候の身で、家事の負担なく、読書と執筆はじっくりできます。入院中の収穫は、遅まきながら西田幾多郎先生に入門を果たしたことでしょうか。先生の主著「善の研究」にとりかかる前にベッド生活の間は「随想集」で、日記、論説、私信、随想、などを繰り返し読み、あまりの晩学を悔やみつつ過ごしました。善の問題はダンテの神曲天国篇でも取り上げられ、哲学と神学は本来この問題において、ある意味、手を結ぶのだということを確認しました。今日は消されないうちにこの辺でやめます。今これと並行して、小説の習作も始めています。少しづつでも書き進めたいと思っています
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無象風景

世界中がコロナで暮れた2020年の歳末を病院で過ごしました。病名は脊柱の圧迫骨折。既に7年ほど前にやって、今度は二度目。今回は11番目の骨、夏ごろから歩く時の足の調子が悪く、千代田区の仮寓で腕利きの理学療法士さんのリハビリを受けながら、なんとか保たせてきましたが、引っ越しの後、慣れない若い療法士さんが一生懸命施してくれた施術が、かえって裏目に出て、翌朝起き上がろうとしたら、息が止まるほどの痛みが腰に来て、歩けなくなりました。前回と同じ東急病院へ行ったのが12月28日。即入院。コルセットを作るまで絶対安静。正月前で、急に言われても・・・いったん家に帰ります、と帰り、午後2時頃やっぱり入院します、と出かけて行き、個室がいいか、大部屋がいいかと聞かれて個室と答えて、料金を知らされて、5分後にやっつぱり大部屋、先生に「コロコロ変えないでください!こっちはそのたんびに管理体制変更しなくちゃならんのだから」と怒られてしまいました。
そこで、その晩は個室で一人、ともかく安心したのかぐっすり眠りました。
 翌日看護師さんに頼んで大部屋に。大部屋といっても年末のこと、4人部屋に二人だけ、病室は広々して看護師さんたちも歳末なのに、明るい表情で、きびきび看護にあたられ、コロナ患者は入院していなかったようです。
 
2020年12月23日、先月元の大田区に戻ってきて約1カ月。窓から見える空は広くて、朝の空気は冷たいです。千代田区ではテレビを持たない生活でラジオで情報を得ていたのですが、ここにきてまたテレビに親しむことに、、、。内閣も変わり、コロナは増え続け、日本ばかりでなく世界中が大恐慌の世にいき遇うことになりました。
 今朝は、ここ数日俄かに浮上した安倍政権時代の金銭管理の杜撰さによるトラブル情報を見ていて、気になる言葉に引っかかりました
 実は数日前にも聞きましたが、〇〇〇はなじまないという言葉です。
 そもそも「なじまない」という表現などを、公の政治の場で、不正を隠ぺいする弁明に堂々と用いて、回答として提示するという感覚に驚いています。


    

バナナと戦争

 引越しが13日金曜日に決まりました。え?そんな日に?と娘に言われて気がつきましたが、あとのまつり、イエスのこと忘れていたわけではありませんが、業者の都合や私の予定や、こもごもあったうえ、厄日を気に掛けるタイプでもないこともあり、この日に。
 今日も東京の空はよく晴れています。脚は相変わらずあまりスムーズに動かないので、部屋の中でラジオを聴いたり、引き出しの整理をしたり、リハビリを受けたりの日々です。
 ここに来てから、テレビは持たず、もっぱらラジオ、それも天気予報とニュースと交通情報程度、その時々で、入ってくる情報を聞いていましたが、中には楽しいことや、感心することや、さらにびっくりしたり、呆れたりいろいろ収穫はありました。
 まえおきはさておき、昨日はDJで日本の歴史上3大災厄(災害は別として)は飢え。戦さ、疫病ということで、疫病がどのように歴史を変えたかという話でした。途中から聞いたので、らじるらじるの聴きのがしをクリックしたところ、本命はともかく、別の思いがけない特集を見つけました。それは戦時中のビルマ、インパール作戦の悲劇の生還者101歳の老人へのインタビューだったのです。101歳とは思えぬしっかりした語り口、記憶も確かで、身も心も引き締まる話でした。急いで字幕をコピーし、じっくり考えようと思っています。印象的だったのは、人間は戦争などは絶対してはいけない、ということ、何がなんでも生きなければならない、と思う、という言葉。インパールでの悲惨な戦友たちの死のありさま(白骨街道)には身の毛のよだつ思い。あそこまで戦争をひっぱって、兵士たちを見捨てた軍部や、敗戦を認めようとしなかった政治の中枢にいた人々の無謀で出鱈目で非人間的なやり口にあらためて怒りがこみ上げました。
 10月もいよいよ終わり、今日配達された生活クラブの野菜や柿やその他もろもろと一緒に機関誌「生活と自治」11月号。大判47ページくらいの薄い小冊子ですが、時々なかなか面白い記事があるので、今日も午後の読書の楽しみに取り分けました。・・・。たとえば森達也さんの「強い風に吹かれるばかり」拾い読みでもなかなか鋭くて、うんそうそうと惹きこまれ、今日の題はそこから貰ったもの。作家辺見庸さんのエッセー「『死』の近さ」と共に読みごたえあり、まさにわたし流「停止しない思考」(森達也さんのテーマ)の時を過ごせそうです。
 飯田市の自然エネルギーの取り組みも、町田市の里山に住むお百姓さんグループの「食べる人が身近にいる幸せ」の地場生産組合の皆さんの笑顔も素敵です。ただ残念ながらめっきり弱くなった目のせいで、今夜はもう休んで、もう一度じっくり読んで私の「終わらない思考」の肥やしにして、いろいろコメントしようと思います。大田区への引っ越しも近いので、明日すぐ書けるかどうかはわからないのですけれども、いづれ必ず・・・どうかお楽しみに大きい文字

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